「ピーター・ユベロス」の版間の差分

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在任期間中に、CBSとESPNのテレビとの放映権料の大幅増額と、大リーグ関連商品のライセンス料収入を大幅に伸ばした。そして、様々な経営改革を行い、1988年には大リーグは赤字経営は一つもなくなったと発表した。1985年には、選手に対する1年に数回の薬物検査を義務付ける提案をしたが、選手会に反対されている。また、カジノで顧客担当として働いたとして前コミッショナーの[[ボウイ・クーン]]に永久追放された[[ウィリー・メイズ]]と[[ミッキー・マントル]]の処分解除を決定している。
 
その一方で、ユベロスは、[[フリーエージェント (プロスポーツ)|フリーエージェント]](FA)選手との長期契約を非難し、それのみならず、ひそかにオーナー、[[ゼネラル・マネージャー]]たちに対してフリー・エージェントとなった選手たちと契約しないよう「共同謀議」を働いた、とされる。これは、1985年オフにFAとなった選手に対する契約がわずか4選手であったこと、1986年のオフのFA選手も目立った獲得がなかったこと、さらにFA選手の球団との長期契約がほとんどなく1年契約が大半であったことなどから、選手会は調停委員会に苦情を申し立てた。最終的には、1990年にオーナー側が(被害を受けたとされる)選手側に対して総額2億8千万ドルを支払うことになった。
 
また、当時喧伝されていた「赤字経営」に関しては、元大リーグ選手会長の[[マービン・ミラー]]は、1985年の労使交渉でユベロスから私的に26球団中18球団が赤字だというオーナーの会計報告は茶番だと述べていた、と述懐している。大リーグ選手組合が[[スタンフォード大学]]のスポーツ[[経済学者]]、ロジャー・ノールに分析を依頼したところ、実態はやはり「黒字経営」であったとの結論を出した。