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'''ファミリーライン'''(Family line)、あるいは'''メアーライン'''(Mare line)、'''母系'''(ぼけい)または'''牝系'''(ひんけい)とは、[[ウマ|馬]]における母方の[[系図]](家系)のことをいう。起点となる[[牝馬]]の名を取り「~系」と呼ぶ。同様に父系のみに焦点をあてた[[サイアーライン]](メールライン)がある。
 
競走馬の血統においては、その近親関係は母系を基準に考えられる。生産の現場では牝馬の質の良否がそのまま死活問題となるという事情から、ファミリーが特に重要視され、多くの活躍馬を送り出すファミリーについては一種の[[ブランド]]化することもある。また逆の例もあり、1989年の[[エクリプス賞]]年度代表馬を受賞した[[サンデーサイレンス]]は、父に大種牡馬[[ヘイロー (競走馬)|ヘイロー]]を持ちながら他の近親に活躍馬が皆無であったため、種牡馬として人気が出ず、日本へと売却された。
 
現存するファミリーラインの多くは、その血統を遡るとロイヤル・メアと呼ばれる[[イギリス王室]]所有の繁殖牝馬群に行き着くが、これらについてはその素性・由来がはっきりしておらず、今なお議論の対象となっている。また、血統表の紛失などで血統を遡れないものもおり、日本では[[ミラ (競走馬)|ミラ]]とその子孫がよく知られている。こうしたものは姿形・能力から「サラブレッド'''と思われる'''」という推測がなされ、「[[サラブレッド系種]]」という特殊な位置を与えられた。詳細は同項を参照のこと。