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'''オーケアノス'''([[古典ギリシア語]]:{{lang|grc|'''’Ωκεανός'''}}、'''Okeanos''')は、[[ギリシア神話]]に登場する[[海神]]であり、[[ティーターン]]の一族に属する。特に外洋の[[海流]]を神格化したものである。
[[Image:Oceanus IstArchMu764c.jpg|thumb|right|210px|横たわるオーケアノス像]]
[[日本語]]では、'''オケアノス'''とも呼ぶ。また、[[ラテン語]]では、「Oceanus、オケアヌス」と言う。
 
== 概説 ==
[[ウーラノス]]と[[ガイア]]の息子で[[ティーターン]]一族の長兄に当たる。同じティーターンの女神である[[テーテュース]]とのあいだに、数3000、すなわち無数の娘をもうけたとされる。これを[[オーケアニデス]](大洋の娘)と言う。[[アポロドーロス]]によれば<ref>アポロドーロス、一巻II-2)2。</ref>、[[アシアー]]、[[ステュクス]]、[[エーレクトラー]]、[[ドーリス (ギリシア神話)|ドーリス]]、[[エウリュノメー]]などが大洋の娘であった。<!--アンポトリーテー ネーレウスの娘 -->
 
更に テーテュースとのあいだに、3000を越える、河神の息子をもうけたとされる。<!--更に、[[オーケアニデス]]と総称される3000人の泉や地下水の女神の娘をもうけた。-->
 
謀略を嫌う性格とされ、[[クロノス]]がウーラノスから王位を奪った時には、ティーターンの中でも、謀議に加わらなかったという。また、[[ティノマキア]]の際にも、娘の[[ステュクス]]に対し、いち早く[[ゼウス]]に降伏するよう勧めた。
 
== 古代ギリシアの世界観 ==
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ギリシア神話の世界観では、世界は円盤状になっており、大陸の周りを海が取り囲み、海流=オーケアノスがぐるぐると回っているとされた。それ故、神話においてオーケアノスの領域という言葉は、しばしば「地の果て」という意味で用いられる。
 
また、地上の全ての河川や泉の水は、オケアノスの水が分かれて地下を通り、地上に現れると考えられていた。
 
(右の古代の[[アナクシマンドロス]]の世界観を絵にした地図で見る通り、世界は、大洋=オーケアノスが周囲を取り囲み、真ん中に、エウローパ、アシアー、リュビアーの三つの領域・大陸があることになっている)。
 
== その他 ==
* [[英語]]で大洋を意味する「 '''ocean''' (オーシャン)」は、オーケアノスの名に由来する。
 
== 脚注 ==
<div class="references-small"><references /></div>
 
== 関連項目 ==
{{commons|category:oceanus|オーケアノス}}
* [[ティーターン]]
* [[テテュス]]
* [[オーケアニデス]]
 
== その他 ==
* [[英語]]で大洋を意味する「 '''ocean'''(オーシャン)」は、オーケアノスの名に由来する。
 
{{grmyth-stub}}
[[Category{{DEFAULTSORT:ギリシア神話の神|おけあのす]]}}
[[Category:ギリシア|おけあ]]
[[Category:海神]]
 
[[ast:Océanu (mitoloxía)]]