「地獄 (仏教)」の版間の差分
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地獄思想の目的は、一つには宗教の因果応報性であり、この世界で実現されない正義を形而上世界で実現させるという機能を持つ。(→[[キリスト教]]の「[[最後の審判]]」)
[[神道]]では江戸後期に[[平田篤胤]]が禁書であったキリスト教関係の書物を読み、[[幽明審判思想]]を発明した。すなわち[[イエス・キリスト|イエス]]の[[最後の審判]]のように、[[大国主命]](おおくにぬしのみこと)が死者を「祟り神」などに格付けしてゆくという発想である。
なお、大乗仏教が発展すると最終的には、地獄は死後に赴く世界だけではなく、その精神的・行動的な境涯から、今生、つまり生きながらにして堕する世界と見なされるようになった。
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