「アルペンスキー複合」の版間の差分
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'''複合'''(ふくごう)とは、[[アルペンスキー]]における競技種目のひとつで、[[滑降]]と[[回転 (スキー)|回転]]を組み合わせたものである。内容的には独立した競技ではないが、しばしば滑降・[[スーパー大回転]]・[[大回転]]・回転に続く5つ目の種目とみなされる。英語の ''Combined'' から'''コンバインド'''や'''コンビ'''とも呼ばれたり、あるいはこれを略して'''CB'''と表記されることもある。
== 概要 ==
競技者はまず滑降1本、続いて回転2本を滑り、その合計タイムで順位が決定する。複合競技における滑降・回転と区別するために、独立種目の滑降・回転をそれぞれ「スペシャル・ダウンヒル」(
[[冬季オリンピック]]および[[アルペンスキー世界選手権]]では、スペシャルDHやスペシャルSLとは別に実施される。複合では滑降・回転とも若干短いコースが設定される。
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一般的な複合競技では、日程を2日間に分け「1日目・滑降、2日目・回転」とすることが多いが、回転1本と滑降(またはスーパー大回転)1本を同じ日に実施する'''スーパー複合'''という方式もあり、[[アルペンスキー・ワールドカップ]]では多く開催されている。
高速系・技術系両方のスキーテクニックが要求されるため、その両方を兼ね備えた、いわゆる「[[オールラウンダー]]」と呼ばれる選手が上位に入ることが多い。
== 歴史 ==
種目としての複合が最初に実施されたのは[[1936年]]の[[ガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピック]]のことである。
ワールドカップでは、実際に競技を実施するのではなく、同じ開催地で別々の日に組まれたスペシャルDHとスペシャルSLの成績
ワールドカップで最初に行なわれたスーパー複合は、男子が[[2005年]][[1月14日]]、[[スイス]]・[[ウェンゲン]]で、女子が同年[[2月27日]]、[[イタリア]]・[[チェザーナ・トリネーゼ|サン・シカリオ]]においてであり、それぞれ[[ベンヤミン・ライヒ]]と[[ヤニツァ・コステリッチ]]が優勝している。
== 関連項目 ==
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