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筆跡鑑定は、これらの要素を総合的に検証し考察して筆者を特定する。したがって、アマチュアが思うように「字の形が似ている」というような簡単なものではない。つまり筆跡鑑定とは、文字の形の異同を調べることではなく、「筆跡にあらわれた個性の異同」を調べることといえる。
 
しかし、実際には、わが国では表面的な文字の形で判断する筆跡鑑定人が多く、そのレベルは高いとはいえない。それは、文字に表れた個性を理解するための「筆跡と性格」、あるいは「筆跡と心理」の研究が不足しているためと言われている。
 
[[人物]]の[[性格]]や[[心理]]を[[分析]]しようとする[[学問]]として[[筆跡学]]というものもあるが、未だ確立された学問は[[日本]]には存在せず、[[統一]]された[[理論]]や方法が今後望まれる。