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'''紙入れ'''(かみいれ)は、[[古典落語]]の一席1つ。いわゆる「艶笑落語(バレ噺)」であり、原話は[[安永]]三年の「豆談義」に収録されている「かみいれ」
 
いわゆる『艶笑落語(バレ噺)』であり、原話は[[安永]]三年の『豆談義』に収録されている「かみいれ」。
 
[[江戸落語]]では艶笑落語らしい間抜け落ちで終わるが、[[上方]]ではその後に短いどんでん返しがあり、恐怖の結末となっている。
 
得意にしているのは[[鈴々舎馬風#5代目(当代)|10代目鈴々舎馬風]]。
 
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== あらすじ ==
 
== あらすじ ==
昔からよく言われるのが『町内に 知らぬは亭主ばかりなり』。
 
貸本屋の新吉は出入り先のおかみさんに誘惑され、旦那の留守中に上がり込んでいちゃいちゃしていた。そんな時にいきなり旦那がご帰宅、慌てた新吉はおかみさんの計らいで辛うじて脱出に成功する。
 
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旦那が新吉の失敗を話すと、おかみさんは「浮気するような抜け目のない女だよ、そんな紙入れが落ちていれば、旦那が気づく前にしまっちゃうよ」と新吉を安堵させる。
 
旦那が笑いながら続けて「ま、たとえ紙入れに気づいたって、女房を取られるような馬鹿だ。そこまでは気がくまいて」
 
=== 上方バージョン ===
上記のやりとりに以下の短い会話が続く。
 
旦那「女房を取られるような阿呆や」
 
おかみさん、調子に乗って「その阿呆の顔を見てみたいわ」
 
旦那、唐突おかみさんが調子乗ってほな、逢わせその阿呆の顔を見やろかみたいわ」と言う旦那が自分の顔を指差して「ここにおるで」
 
== サゲ ==
「ここにおるで」
江戸落語では「そこまでは気が付くまいて」でサゲとなるが、上方落語では「ここにおるで」がサゲとなる。
 
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