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'''気象観測'''(きしょうかんそく、英:weather observation)とは、[[気象|気象現象]]の[[観測]]を行うこと全般を指す語。[[気象学]]を研究・利用する際には、言うまでもなく最も重要な手法であり、人類史の中では、[[古代]]の[[自然現象]]観測から始まり、現在では[[地球]]内外のあらゆる場所で行われている。
 
== 歴史 ==
 
== 気象観測の種類 ==
気象観測はその場所により、大きく4つに分類される。[[陸上]]で行われるのが地上気象観測、[[海洋]](海上)で行われるのが海洋(海上)気象観測、地上から離れた[[大気]]中あるいは[[高山]]で行われるのが高層気象観測、[[人工衛星]]によって行われるのが衛星観測である。先に挙げたものほど古くから行われている。[[気象衛星]]による衛星観測が登場したのは20世紀半ばであり、[[科学技術]]の発展によってその方法は複雑化・多様化してきた。
 
=== 地上気象観測 ===
地上気象観測は、気象観測といえばこれを指すほど主流の観測手法である。観測の歴史が古い所も多いので、統計上信頼性のあるデータが得られる所が多いが、古い設備の科学的精度が低いという問題もある。観測場所の数は他の3つに比べて圧倒的に多い。機器設備の設置や管理が容易である。
 
気温や気圧などの簡単な観測は、関連する科学的知識があり、多少の誤差を我慢すれば、身近なものから機器を作って誰でも手軽に行える。学校教育、特に理科(科学)教育でも広く行われている。
 
学術研究の対象、あるいは[[防災]]などの目的のために行う気象観測は、市民の安全に関わる問題でもあり、世界各国で[[行政]]に一定の[[責任]]が与えられている。多くの国は19世紀・20世紀より、気象観測を管轄する[[気象機関]]や研究機関を設置して、研究の中で観測手法を改良してきた。日本では、[[気象業務法]]などが、観測の精度を維持し、その責任を[[気象庁]]に負わせている。
 
また、[[軍事]]上の目的でも気象観測は行われてきている。
 
観測対象となるのは、具体的には気象要素と呼ばれるものである。[[天気]]、[[気温]]、[[気圧]]、[[湿度]]、[[視程]]、[[風]]、[[降水]]、[[日射]]など多岐にわたり、細かく分けると数十の要素がある。天気などは人の目による目視で行われる一方、気温などの物理量は機器を使って精度を保っている。人員と設備さえあれば、ほとんどの観測は行える。
 
=== 海洋気象観測 ===
 
=== 高層気象観測 ===
 
=== 衛星観測 ===
 
== 関連項目 ==
*[[気象]]
*[[自然]]
*[[気象業務]]
 
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<!--== 外部リンク ==-->
{{DEFAULTSORT:きしようかんそく}}
[[Category:気象]]
[[Category:気象学]]
[[Category:気象計測機器・設備|*]]