「エマルジョン燃料」の版間の差分

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== メカニズム ==
このエマルジョン燃料を内燃機関で着火させると、まず低沸点の水粒子が[[気化]]・[[蒸発]]する。その際、まわりを取り囲む油が飛散し、より細かい径の粒子となる。この油粒子は体積あたりの[[酸素]]と接する面積が大きくなり、局部的な不完全燃焼が少なくなるため燃焼効率が高まりPMの発生量が減少する。同時に、含有する水の影響で内燃機関の[[温度]]が比較的低温となることから、窒素酸化物の発生も抑えられる。水分比25%の軽油エマルジョン燃料でディーゼルエンジンを稼動させた実験では、軽油100%と比較して窒素酸化物排出量が60%減少、PMの発生量は90%まで低減された。これより、排出ガスを浄化する装置への負荷減少にも効果がある。
 
== 燃焼効果 ==