「アメリカ議会図書館」の版間の差分

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[[1990年代]]以降はインターネットの普及・発展にともなって、議会図書館はネットワークを通じた情報提供にさらに力を入れるようになった。現在では目録データベースはインターネットで提供されて世界中の多くの人々に利用されている。また議会の図書館の基幹業務としてアメリカの立法に関する様々な情報をインターネットを通じて提供する[http://thomas.loc.gov/ THOMAS]や、一国の文化の中枢を担う国立図書館としてアメリカの歴史に関する[[パブリックドメイン]]の画像、ドキュメント、音声、映像を提供する[http://memory.loc.gov/ammem/ American Memory]などが構築されている。
 
== 館長組織 ==
 
米国議会図書館 (Library of Congress) の代表として"Librarian of Congress"の肩書きを持つ館長は、議会の助言と同意のもとに大統領から指名される。歴代の館長の多くは議会サービスや行政のベテランよりもむしろ、図書館界の指導者や優れた文化人、学者から選ばれる傾向が強く、例えばビリントン現館長は著名なロシア史研究者である。
 
館長 (Librarian)、および副館長 (Deputy Librarian)のもとに議会図書館を構成する部門としては、議会に対する情報サービスを担う議会調査局 (Congressional Research Service)、著作権法に定められた著作権登録を行う著作権局 (Copyright Office)、法律専門の図書館部門である法律図書館 (Law Library)、一般利用者に対するサービスを担当する図書館サービス (Library Service)、電子図書館サービスを企画運営する戦略企画局 (Office of Strategic Initiatives)、および組織管理を行う官房部局 (Office of Librarian) があり、各部門の長によって館の最高意志決定機関である執行委員会 (Executive Committee) が組織されている。
 
施設は、主にワシントンの連邦議会に隣接して3棟のビルを使用しており、全館に勤務する職員の総数は4000人を越える。施設の中心となる本館は1897年開館で100年以上の歴史を持ち、[[1980年]]より議会図書館の成立に大きな影響を与えたジェファーソン元大統領の名をとって「トーマス・ジェファーソン・ビルディング(ジェファーソンビル)」と呼ばれている。アダムスビル、マディソンビルと称される残るふたつの別館とも地下道で結ばれており、単一の図書館施設としても世界最大の規模を誇る。
 
=== 歴代館長 ===