「フィールドシート」の版間の差分

'''フィールドシート'''は、[[野球場]]の内野席をグラウンドの最前線（[[ファウルボール|ファール]]ゾーン）までせり出して、選手のプレーを目前まで見渡すことのできる座席のことである。

[[アメリカ合衆国]]の[[メジャーリーグ]]ではこのようなスタンド形態を多数用いており、その多くは防球ネットがないことから[[内野手]]（特に1・3塁手）の選手がボールを追いかける時にはその選手がそこに突進するなど、迫力あるプレーを楽しむことができるといわれている。日本ではベンチ横から外野にかけて、防球ネットなしでもともとファーウルゾーンだった場所に増設された場合が多い。またフィールドシート＝防球ネットがない、と理解されていることが多いが、防球ネットが存在する球場もある。定義は曖昧であり、基本的には球場の自称である。

日本では[[2003年]]、[[神戸総合運動公園野球場|ヤフーBBスタジアム]]（現・スカイマークスタジアム）で初めて採用。内野・ファーウルゾーンにあった控え投手用のブルペンを一部移動し、ベンチに隣接する形で防球ネットなし（但し万が一のために、各座席に上下可動式の透明アクリル製防球板が設けられている）のフィールドシートが設置されるようになった。透明のアクリル板は、当初取り付け予定にはなかったが球場内で起きた事故は球団の責任となるため急遽設置された。