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1812年に[[シンビルスク]](現在の[[ウリヤノフスク]])に生まれる。父親は裕福な穀物商であった。1834年に[[モスクワ大学]]を卒業した後、30年間、政府の役人として働いた。
 
[[1834年]]、貴族層と商人層との対立を描いた最初の小説『平凡な話』が出版される。1848年、[[自然主義]]的な心理描写『イワン・サヴィチ・ポジャブリン』を発表。1852年から1855年まで、イギリス・アフリカ・日本に旅し([[1853年]]に[[長崎]]に来航)、[[プチャーチン]]提督の秘書官として[[シベリア]]を経由して帰国。1858年にその紀行文『フリゲート艦パルラダ号』を刊行。(抄訳は『ゴンチャローフ日本渡航記』[[講談社学術文庫]])
 
[[1859年]]、[[ペテルブルク]]に暮らす無為徒食の独身貴族、余計者のオブローモフの生涯を描いた小説『オブローモフ』を発表。[[フョードル・ドストエフスキー]]に高く評価されるなど、大きな反響を呼び、代表作となった。