「シャトー・ムートン・ロートシルト」の版間の差分

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同名の赤ワイン、シャトー・ムートン・ロートシルトは、世界でもっとも偉大な[[ボルドーワイン|クラレット]]の1つに数えられる。
もともとはシャトー・ブラン・ムートン<!--Braneのフランス語読みは?-->という名で知られていたが、1853年、シャトーを購入したナタニエル・ド・ロッチルド<!--Nathanielのフランス語読みは?-->により、シャトー・ムートン・ロートシルトと改名された。
収穫を自ら行い、自身で瓶詰めしたシャトーは、シャトー・ムートン・ロートシルトが初めてである。
 
[[1855年]]の[[メドック格付け]]は、ブドウ園のワインの、当時の市価に基づいて決められていたが、シャトー・ムートン・ロートシルトはただ1つの例外となった。
シャトー・ムートン・ロートシルトの市価は[[シャトー・ラフィット・ロートシルト]]と似通っていたにもかかわらず、ムートンは第1級格付けからムートンは除外されたのである。
当時のシャトー所有者のフィリップ・ド・ロートシルト[[男爵]]は、これを「恐ろしい不正」と称した。
一般には、シャトーがイギリス人に買われたばかりのが近年で、もはやフランスの所有ではなかったからだと信じられている。
 
シャトーの有力かつ強力な所有者による長年の[[ロビー活動]]の結果、[[1973年]]、ムートンは第1級に格付けを昇格さた。
これは1855年の格付けを変更させた唯一の例である([[1856年]]の[[シャトー・カントメルル]]の追加を除く)。
これにより、[[ラベル]]の[[標語]]も変わった。
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フィリップ・ド・ロッチルド男爵は、年ごとのラベルのデザインを、その時々の著名な芸術家に依頼する、という案を思い付いた。
1946年以来、世界の偉大な[[画家]]や[[彫刻家]]により生み出されたラベルは、ムートンのイメージを重要で意義深いものにした。
今日に至るまでの唯一の例外は、2000年[[限定]]の、[[金]]の[[エナメル]]の[[ボトル]]である。
 
1953年、シャトー・ムートンの買収100年記念を祝うため、ナタニエル・ド・ロッチルド[[男爵]]の肖像がラベルに描かれた。
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フィリップ・ド・ロッチルト男爵は絵を両方とも気に入ったため、その年の収穫を2つに分けて両方のデザインを使用した。
[[1993年]]のムートンのラベルは、フランスの画家[[バルテュス]]の[[デッサン]]で、横たわる裸の[[ニュンペー|ニンフ]]が描かれていた。
しかしこのラベルは、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局|ATF]]に使用を拒否される{{Fact|date=2008年1月}}。
このためアメリカ市場に向けてのラベルは、デッサン画が描かれるべき部分を白く残したまま作られ、コレクターは両方の種類を追い求めることになった。
 
ラベルの絵の人気は、[[オークション]]での価格に影響している。より古く、収集可能な年と熟成具合とは噛み合っていない。
<!--The popularity of the label images results in [[auction]] prices for older and more collectible years being far out of sync with the other first growths, whose labels do not change year to year.-->
 
==商況==
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1997年、シャトー・ムートン・ロートシルトは[[チリ]]の[[コンチャ・イ・トロ]]と協力し、[[マイポ]]渓谷に新しい[[ワイナリー]]を作り、[[カベルネ・ソーヴィニヨン]]種をベースにした良質な赤ワイン、[[アルマヴィヴァ]]を[[プロデュース]]した。
 
事業は現在、[[フィリップの娘・フィリピーヌ・ド・ロートシルト]]男爵夫人に引き継がれている。
2003年6月、ブドウ園はワイン[[博覧会]]の最後にフラワー・フェスティバル( La Fête de la Fleur )を開催し、150周年記念を祝った。
 
==パリにおける評価==
==Judgment of Paris==
1970年の[[ヴィンテージ]]は、1976年パリにおけるワイン品評会で第2位の評価を受けた。これはフランスワインの中で最も高い評価であった。
The 1970 vintage took second place, and was the highest ranked French wine, at the historic 1976 [[Judgment of Paris (wine)|Judgment of Paris]] [[wine competition]].
 
==文化的引用==
==Cultural references==
日本の人気[[漫画]]「[[神の雫]]」の中で、遠峯一青(とおみね いっせい)は1984年ヴィンテージのシャトー・ムートン・ロートシルトについて、その豊かな「terroir」(ブドウの育った土地の特色)にからめて、[[ジャン=フランソワ・ミレー]]の名画「晩鐘」に例えている。
Toomine Itsusei of the popular Japanese wine comic [[Les Gouttes de Dieu]] described the 1984 vintage of Château Mouton Rothschild as the painting ''The Angelus'' by [[Jean-François Millet]] because of its rich [[terroir]].
 
<!--アメリカのコメディ。日本では一般的でないと判断して未訳。
In [[Weekend at Bernie's]], Bernie and the mobsters drink a Mouton-Rothschild 1982 at the restaurant where the plot to kill Bernie is hatched.-->
 
==See also参照==
*[[フランスワイン]]
*[[French Wine]]
*[[ボルドーワイン]]
*[[Bordeaux wine]]
*[[シャトー・ラフィット・ロートシルト]]
*[[Château Lafite Rothschild]]
*[[:en:List of Artists who have created a Château Mouton Rothschild label|ムートンのラベルを描いた画家一覧(英語)]]
 
 
==Source参考書籍==
*Taber, George M. ''Judgment of Paris: California vs. France and the Historic 1976 Paris Tasting that Revolutionized wine''. NY: Scribner, 2005.
 
==External links外部リンク==
{{commonscat|Château Mouton Rothschild}}
*[http://www.bpdr.com/ Baron Philippe de Rothschild]
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{{Bordeaux-1855}}
 
[[Category:ロスチャイルド家|むとんらふぃっとろとしると]]
[[Category:Rothschild family|*Château Mouton]]
[[Category:フランスワイン|むとんらふぃっとろとしると]]
[[Category:Wineries of France]]
 
[[Category:French wines]]
 
[[cs:Château Mouton-Rothschild]]