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=== 陥没骨折 ===
陥没骨折は頭蓋内腔に向けて陥没した骨折である。正確には、不全骨折として発生する場合には陥凹骨折といい、完全に連続性を失った場合に陥没骨折という。特に乳幼児では連続性を保ったまま限局的に陥凹する ping-pong ball 型もしくは変形性の derby-hat 型を呈することが多い。陥没骨折が開放性の場合、また脳に対する圧迫が明らかな場合には手術適応となる。手術法には挙上法、反転法、あるいは[[人工骨]]による頭蓋形成術が行われる。
==== 頭蓋形成術 ====
外傷、[[感染]]、[[腫瘍]]、また脳浮腫への外減圧術などにより、頭蓋骨に変形、欠損が生じた場合に、手術を行い、外見上正常な頭蓋骨をもつように形成術を施すことを頭蓋形成術(英:[[:en:Cranioplasty|cranioplasty]]、独:Kranioplastik)という。脳保護の他に、低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)防止の目的、美容上の目的などがある。形成時に用いる材質には保存自家頭蓋骨、自家[[腸骨]]、自家[[肋骨]]、[[金属]]([[タンタル]]、[[ステンレススチール]]、[[チタン]]など)、[[アクリル樹脂]]などがある。それぞれ適不適があるが、アクリル樹脂を用いることが多い。