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最初、肩関節付近に鈍痛がおこり、腕の可動範囲の制限が起こる。次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになる。痛みのために、腕を直角以上に上げられなくなったり、後ろへはほとんど動かせないなどの運動障害が起こる。生活にも支障をきすようになり、重症化すると、洗髪、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、洋服を着る、寝返りを打つ、排便後の尻の始末などが不自由となり、日常生活に大きな困難をもたらす場合がある。軽症で済むか重症化するかのメカニズムもはっきりとはしていない。
 
痛みは片方の肩だけの場合と、一方の肩が発症してしばらく経つともう片方の肩にも発症してしまう場合とがあるようであるが、片方の肩が発症してしまうと早晩もう一方の肩にも発症する確率は高いようで、これを予防するして発症を防止することは難しいようである。また、痛みのピーク時には肩の痛みに加えて、腕全体にだるさや痺れがある場合もあり、常に腕をさすっていないと我慢できない、と訴える人もいる。
 
初期の症状が始まってからピークを迎えるまでに、数ヶ月を要し、ピークは数週間続き次第に和らいでくる。痛みのレベルにもよるが、鋭い痛みが感じられなくなるまでに半年前後、さらにボールなど物を投げられるようになるまでには1年前後を覚悟する必要があるようである。腕の可動範囲を発症前の状態までに戻せるかどうかは、痛みが緩和した後のリハビリ次第ではあるが、多くの場合元の状態までには戻りにくいのが現実のようである。