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{{基礎情報 中国君主
'''トグス・テムル'''('''Tögüs-Temür''', [[1342年]]- [[1388年]])は、[[モンゴル帝国|モンゴル]]の[[ハーン|大ハーン]]。[[モンゴル語]]の尊号はウスハル・ハーン。漢字表記は脱古思帖木児で、即位当時に立てた[[元号]]から天元帝と言われることもある。[[北元]]時代3番目の君主で、[[クビライ]]以来続いてきた[[元 (王朝)|元朝]]の王統から出た最後のハーンとなった。
|名 =トグス・テムル
|代数 =16
|呼称 =大ハーン
|画像 =
|説明 =
|王朝 =モンゴル帝国
|在位期間 =[[1378年]] - [[1388年]]
|都城 =
|諱 =トグス・テムル<br/>脱古思帖木児
|字 =
|諡号 =
|廟号 =
|蒙文尊称 =ウスハル・ハーン
|生年 =[[1320年]]
|没年 =[[1370年]]
|父 =[[トゴン・テムル]]の長男
|母 =
|皇后 =
|陵墓 =
|年号 =[[天元 (北元)]] : 1379年 - 1387年
|注釈 =
}}
 
'''トグス・テムル'''('''T&#246;g&#252;s-Tem&#252;r''', [[1342年]]- [[1388年]])は[[モンゴル帝国|モンゴル]]の第16代[[ハーン|大ハーン]][[モンゴル語北元]]の尊号はウスハル・ハーンとして第3代皇帝)漢字表記は脱古思帖木児で、即位当時に立てた[[元号]]から天元帝と言われることもある。[[北元]]時代3番目の君主で、[[クビライ]]以来続いてきた[[元 (王朝)|元朝]]の王統から出た最後のハーンとなった。
 
前ハーンの[[アユルシリダラ]]の弟。[[1378年]]、アユルシリダラの死とともにハーンに即位し、天元と改元した。トグス・テムルが即位したとき、元を北に追いやった[[明]]はそれでもせいぜい[[江南]]に加えて[[華北]]と高原の南辺を抑えたのみで、まだ依然として精強な北元の勢力は明と充分に戦える状況にあった。当時の北元の支配領域は東西は中国東北([[満州]])から[[モンゴル|モンゴル人]]の本土である[[モンゴル高原]]のほとんど全土を保持しており、しかも中国の[[甘粛省|甘粛]]や[[雲南省|雲南]]にはモンゴルの王族や貴族が残留して[[明]]と対峙していた。