「広告写真」の版間の差分

'''広告写真'''（こうこくしゃしん）とは、[[商品]]・[[サービス]]・[[企業]]等の[[宣伝]]・[[広告]]の目的で撮影された[[写真]]作品のこと。コマーシャルフォトとも呼ばれるが、一般に「宣伝写真」とはいわない。なおまた「商業写真」という言葉も同じ意味で用いられることがあるが、この言葉は、[[結婚式場]]・[[百貨店]]や町などの写真撮影スタジオや街の写真館におけよる写真作品（営業写真）一般に対しても用いられる場合もあるのまで含むため、注意が必要であ広告写真とは区別される。

[[ポスター]]・[[チラシ]]や[[新聞]]・[[雑誌]]等の紙による広告媒体に用いられることが最も一般的であるが、Web上の画像などで用いらに掲載される場合もある。

広告写真は、広告の発展（広告技術の発達）とともに発展普及し、特に、[[20世紀]]後半に目覚しく広まった。当初は、商品やサービスなど具体それまでのいわゆる[[美人画]]を置き換える形<ref>当時の日本における代表的な対象広告写真に、寿屋の宣伝[[赤玉ポートワイン]]のために撮影され女性像などがある（例えば。</ref>で、商品そのものやサービスを象徴する「物」を人間の[[モデル (職業)|モデル]]とともに即物的に撮影する）ケースがほとんどであだったが、次第後の戦時下での[[プロパガンダ]]の研究をきっかけにより抽象的な、広告に[[グラフィックデザイン]]の概念が定着した[[1950年代]]以降は、広告写真は「企業イメージ」の宣伝のために用向上といられるった、より抽象的な訴求を担うことがも増えてきた<ref>とはいえ、居酒屋で目にする「ビアジョッキを手に微笑む女性」といった古典的な広告写真も、根強く制作され続けていることも事実である。</ref>。いずれにしても、[[21世紀]]初頭のせよ現在代においては、世の中で最も一般的に目にできる写真形様式だであるといっても過言ではないほど、普及している。

広告写真は、企業等が伝えたいと考える、商品・サービスの長所や利点、良い企業イメージを伝達することが目的であ演出が施されており、撮影されているその内容は真実であるとは限らずない。また目立たせたいが為に、しばしば誇張をともなうことすらある。そのうした観点からは、こと実を伝達するという意味における[[報道写真]]とは対極の位置にあるを成すといってもいいえる。

*[[グラフィックデザイン]]・[[エディトリアルデザイン]]

*（社）[[日本広告写真家協会]]