「クラビノーバ」の版間の差分

'''クラビノーバ'''（Clavinova）は、[[ヤマハ]]から開発・発売されている[[電子ピアノ]]の中核ブランド名。

用途音とタッチに合わせてフラッグシップモデルの重点をおいた'''CVPCLPシリーズ'''と、ベーシックモデルの多彩な機能を搭載した'''CLPCVPシリーズ'''に大別される。

クラビノーバ（Clavinova）とは、[[ラテン語]]で「鍵盤楽器」を意味する "ClaviClavier" と「新しい」を意味する "inovanova" を組み合わせた[[造語]]であり、最新技術を結集させた「新しい鍵盤楽器」という意味合いをもたせている。

[[MIDI]]音源で[[ローランド]]と勢力120年以上の歴史を二分す持つピアノメーカーであるヤマハのシーケンサ技術がふんだんに投入強みをいかした音とタッチのよされておに定評があり、「'''最も本物のピアノに近い電子ピアノ'''」と評される向きもある。音は同社のフルコンサートグランドピアノ「CFⅢS」を自社でサンプリングしており、タッチは音域によって段階的に重さを変化させる「グレードハンマー（GH）鍵盤」をベースに、上位機種では白鍵に[[ピアノ]]と同じく木製鍵盤を採用している。さらに同社が持つピアノの塗装技術や各種音響技術、シンセサイザーなどで培った電子楽器のノウハウなどがふんだんに投入されており、ピアノ導入の難しい日本の住宅事情で導入可能な本格ピアノとして多用されている。近年では楽器を直接インターネットに接続して楽しむサービスも提供している。

そのモデルによって、鍵盤の素材や機構に変化違いがある。

* グレードハンマー3(GHGH3)鍵盤・・・ダンパーセンサーを含む3つセンサー搭載により、連打性に優れる

: 音とタッチにこだわり、ピアノ練習用の機能に限定したモデル。最新のCLP-300シリーズでは、中上位級機種は[[XGフォにインターマネット|XG]]音源をに直接接続する機能も搭載しているが、CVPシリーズ1,000曲以上のように自動伴奏などは行えない教則本対応データを利用できる。