「モノクローム」の版間の差分

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===コンピュータの表示とモノクロ===
[[画像:Toshiba T1100 In Betrieb.jpg|thumb|世界初の[[ラップトップパソコン|ラップトップ]]。液晶マトリクスディスプレイが搭載されていた]]
[[ディスプレイ (コンピュータ)|コンピュータディスプレイ]]では、コンピュータの発達過程でこのモノクロ表示が利用されていた。これは表示装置の制約として初期の[[液晶ディスプレイ]]や[[プラズマディスプレイ]]が連続する点の「点灯 - 消灯」状態でしか表示が出来なかったなどの理由があった機種もあるが、それ以前にコンピュータディスプレイでは、このディスプレイに表示させる内容を保持する[[VRAM|ビデオメモリ]]の記憶容量的な問題もあり、カラー表示では各々の表示点([[ピクセル]])の[[ビット深度]]を増やさないと色彩情報を記憶できず、初期の、あるいは廉価で機能的に限定されたコンピュータでは余り多くのビデオメモリを利用することが出来ず、最も簡素な製品では各々の表示点のビット深度を「ON(灯) / OFF(灯)」状態で保持するよう設計された。
 
後に潤沢なビデオメモリが搭載できるようになると、また液晶ディスプレイやプラズマディスプレイにカラー表示が可能となると、次第にこういったモノクロ表示のコンピュータは表示情報が限定的であるため廃れていったが、[[携帯情報端末]]や[[電子辞書]]ないし[[電子ゲーム]]などのうち廉価な製品では、依然としてモノクロ表示のものがみられる。