「電気蚊取」の版間の差分

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'''電気蚊取'''(でんきかとり)とは、[[カ]](蚊)を駆除する目的で、有効成分である[[ピレスロイド]]系成分を電気の熱で揮発させる[[装置]]である。従来、蚊を駆除するためには[[蚊取線香]]が広く使われていたが、電気蚊取は有効成分はほぼ同種であるが、持続時間が長く、かつ[[煙]]も発生しないという優れた特徴を持つため、8070年代以降に広く普及した。[[日本]]で開発されたものであるが、現在は[[中国]]や[[東南アジア]]などの蚊が多い地方でも広く利用されている。方式は大きく分けて、マット方式と液体方式が存在する。
 
== 電気蚊取の歴史==
1963年に、[[フマキラー]]が「ベープ」の名で、電気蚊取を商品化。これはマット方式であったが、後に液体方式が開発され、90年代以降は後者が主流になる。現在は、[[日本]]だけではなく、[[中国]]や[[東南アジア]]などを初めとして世界中の蚊が多い地方で広く利用されている。
 
== マット方式 ==
最初に普及したのがこのマット方式で、殺虫成分であるピレスロイドを含浸させた[[繊維質]]の[[マット]]を、[[電気]]発熱体の上に載せる構造になっている。電気発熱体に通電することにより、殺虫成分が揮発する。蚊取線香とは異なり、火を用いないために、煙が発生せず、[[火事]]や[[やけど]]の危険が少ないという特徴を持つ。持続時間は半日から一日ほどで、後述の液体方式に比べて短いため、液体方式が一般的になった今作は使用次第に減少している。しかし、小型化しやすく携帯性に優れたものや[[電池]]で作動する製品もあり存在し、現在も一定程度の[[需要]]が存在する。
 
== 液体方式 ==