「デュヴェルジェの法則」の版間の差分

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→‎動作原理: 美人投票の原理が、(ほぼ)最悪の選挙結果を導く
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すると、自分の支持する候補が当選に必要な得票数より多く票を取ると予想した投票者は、次善の候補に投票しても本命の候補は落選しないと考える。また、自分の支持する候補の得票数が当選に必要な数より少ないと予想した投票者は、本命より少ない票数の上積みで当選できる次善候補に投票する方が票の無駄にならないと考える([[死票]]の回避)。
 
すると票が、予想順位がM番とM+1番の、当落を争う候補に集中し、その他の候補の得票数・順位が下がる。予想順位がMより上の候補は、M番・M+1番まで落ちた時点で得票数・順位の下落が止まる。しかし、順位がM+1番より下の候補は得票数の下落が止まることはない。
 
結果、最初の予想順位がM+1番より下の候補は得票数がゼロになると予想される。これらの候補では、立候補者本人すら、他の候補に投票するのが戦略投票として合理的になり、[[被選挙権]]を行使する意欲を失う。また、予想得票順位がM+1以上の候補に投票することは、上位M+1人のうち誰か一人を当てる[[美人投票]]のサブセットであり、選出結果と投票者達の総意との関係が薄くなる。極端なナッシュ均衡の一つには、
*全ての投票者が「最も落選して欲しい候補M+1人」に挙げるM+1人が得票して上位M+1番を争い、(そのM+1人の誰と比較しても全員が当選させたいと考える)残りの候補者は泡沫候補への悪循環に嵌まり0票。
がある。
 
==適用範囲==