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[[画像ファイル:ShaleUSGOV.jpg|thumb|頁岩]]
[[画像ファイル:Grube Messel Fossil 2005-09-24.jpg|thumb|頁岩中の化石]]
 
'''頁岩'''(けつがん、shale、'''シェール''')は[[堆積岩]]の一種。1/16mm以下の粒子([[泥]])が水中で水平に[[堆積]]したものが脱水・固結してできた[[岩石]]のうち、堆積面に沿って薄く層状に割れやすい性質があるもの。「頁」の字は本の[[ページ]]を意味し、この薄く割れる性質から命名された。
率直に言えば、
 
泥が堆積してできた岩石のうち、薄く割れる性質を持たないものを[[泥岩]]([[シルト岩]]・[[粘土岩]])と呼ぶが、泥岩と頁岩の間に本質的な違いはないので、頁岩は泥岩の一種とする考え方もある。
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== 頁岩中の化石 ==
水中に堆積した泥が元になっているので、生物[[化石]]が含まれている場合が多い。[[古生代]][[カンブリア紀]]の[[アノマロカリス]]などが見つかった[[カナダ]]の[[バージェス頁岩]]が有名だが、[[中国]]の[[澄江]](チェンジャン)([[澄江動物群]])、[[グリーンランド]]の[[シリウスパセット]]などから産出する頁岩からも同時代の化石が発見されている。これらの化石は、頁岩の粒子が細かい(隙間がないため[[酸素]]を通さない)という性質のため、埋葬された後に生物の遺骸が化石化の過程で腐りにくく、動物(ないし植物)の通常なら化石に残りにくい軟体部、場合によっては[[内臓]]まで完璧に保存されていることがある。
これらの化石は、頁岩の粒子が細かい(隙間がないため酸素を通さない)という性質の為、埋葬された後に生物の遺骸が化石化の課程で腐りにくく、動物(ないし植物)の通常なら化石に残りにくい軟体部、場合によっては内臓まで完璧に保存されていることがある。
 
== オイルシェール ==
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== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書
* [[都城秋穂]]・[[久城育夫]] 『岩石学II - 岩石の性質と分類』 [[共立出版]]〈共立全書〉、1975年、ISBN 4-320-00205-9。
|author = [[都城秋穂]]
* [[益富壽之助]] 『原色岩石図鑑 全改訂新版』 [[保育社]]、1987年、ISBN 4-586-30013-2。
|coauthors = [[久城育夫]]
|title = 岩石学II - 岩石の性質と分類
|year = 1975
|publisher = [[共立出版]]
|series = 共立全書
|isbn = 4-320-00205-9
}}
* {{Cite book|和書
|author = [[益富壽之助]]
|title = 原色岩石図鑑 全改訂新版
|year = 1987
|publisher = [[保育社]]
|isbn = 4-586-30013-2
}}
 
== 外部リンク ==