「2007 FIFA女子ワールドカップ・予選 (大陸間プレーオフ)」の版間の差分

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'''FIFA女子ワールドカップ中国2007予選 プレーオフ'''(― じょし わーるどかっぷ よせん - ぷれーおふ)は、[[2007年]]3月に行われた[[女子サッカー]]大会。この年の9月に行われた「[[2007 FIFA女子ワールドカップ]]」(W杯)への出場権をかけ、北中米カリブ地区([[北中米カリブ海サッカー連盟|CONCACAF]]:出場2.5枠)で予選3位の[[サッカーメキシコ女子代表|メキシコ女子代表]]とアジア地区([[アジアサッカー連盟|AFC]]出場3.5枠)で予選4位の[[サッカー日本女子代表|日本女子代表]]が対戦。前回同様、出場枠の中で唯一の大陸間プレーオフであり、しかも同じチームによる対戦となった。
 
本プレーオフは第1試合を日本([[国立霞ヶ丘競技場]])で、第2試合をメキシコ([[トルーカ]])で開催する[[ホーム・アンド・アウェー]]([[アウェーゴール]]方式)で開催された。1勝1敗に終わったため、2戦合計のスコアで上回る(日本3-12メキシコ)日本が5大会連続5度目となる女子ワールドカップへの出場を決めた。
 
==プレーオフ進出まで==
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[[日本サッカー協会]]は[[FIFA女子ワールドカップUSA2003予選 プレーオフ|2003年大会プレーオフ]]と同様、サッカー協会登録者や後援会会員などの関係者が無料で入場できる措置を取り、多くの観客を呼び寄せることで初戦に有利な環境をつくろうとした。この日は[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]第2節があったが、それでも1万人を超える観客が集まった。
 
メインスタンドからから向かって右から左へと強い風が吹くなか試合開始。前半は風下への攻撃を選んだ日本は[[宮本ともみ]]を起点に攻め込むもなかなかチャンスを作れずにいたが、メキシコペースで進んでいた展開を20分の[[ゴールキーパー (サッカー)|GK]][[福元美穂]]のスーパーセーブなどにより徐々にリズムを取り戻し、そして38分に復帰したばかりの[[澤穂希]]が[[宇津木瑠美]]からのクロスにより先制ゴールをあげ、日本が1-0とリードして前半を折り返した。
 
[[アウェーゴール]]採用のためなんとしても得点をあげ、最悪でも引き分けたいメキシコは後半開始から2人を交代。うち[[ディフェンダー (サッカー)|DF]]を「[[サブメンバー|スーパーサブ]]」FWモニカ・オカンポに代え、また[[エースストライカー]]である[[フォワード (サッカー)|FW]]の[[マリベル・ドミンゲス]]を2列目に下げて得点を奪うことを目論んだフォーメーションとした。
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直後の18分に[[ペナルティーキック (サッカー)|ペナルティーキック]](PK)を決めて同点に追いつくと、29分にはエリザベス・パトリシア・ゴメスからのボールがゴール前でフリーとなっていたマリベル・ドミンゲスへと渡り逆転弾をきめた。
 
これにより対戦成績は1勝1敗となり、2戦合計スコア日本3-2メキシコと未だ日本がリードはしていたが、残り時間との兼ね合いからメキシコに流れは傾きかけた。
 
しかし日本はその後、自チーム選手の負傷による中断を利用してプレーについての確認をして立て直す。そして後半開始とともに日本はFW[[大野忍]]を[[ボランチ]]の宮本ともみに代え、さらに51分にも攻守それぞれを固めてアウェーでの一戦に対処し、対するメキシコは60分過ぎから次々と攻撃の選手を交代して攻めたが、ともに得点を奪うことなく試合は終了。2戦合計得点でメキシコを上回った日本が第1回大会から5大会連続の本大会出場を決めた。