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斜線陣とは左翼に兵力を集中させ、敵の首脳部を破壊する戦法である。
 
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古代ギリシャのファランクス戦法では個々の兵士が左手に持つ盾がすぐ左に位置する兵士を半分覆うものとなっていた。
そのため、もっとも右の列の兵士は右側面が無防備であり、もっとも屈強な兵士を右側に配置することが伝統となっていた。
斜線陣戦法はこれを逆手にとり、左に兵力を集中させ、敵の精鋭部隊を壊滅させることによって、敵軍の士気を削ぐことを目的とした戦法である。
テーバイの将軍、エパミノンダスがレウクトラの戦いで使用したことで有名。