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'''算術の基本定理'''(さんじゅつのきほんていり、[[英語|英]]:''fundamental theorem of arithmetic'')とは「すべての[[自然数]]は[[素数]]
== 証明 ==
最初にこの定理を証明したのは[[ユークリッド]]であるが、その完全な証明を著したのは[[カール・フリードリヒ・ガウス]]である。
すべての自然数が素数の積で表されることを証明するため、まず素数の積で表わせない自然数を仮定する。そのような数には最小の数があるはずであり、それをnと
素因数分解の一意性を示すため、素数pが自然数の積の形で表された数abを割り切ることができるならば、pはaもしくはbの約数であることを証明する。pがaの約数でなければpとaは[[互いに素]]であり、このことは整数x,yを用いて以下のように表される。
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さらに両辺にbをかけることで pbx +aby = b 。この式の左辺はpで割り切れるので右辺もpで割り切れ、aがpで割り切れないときbがpで割り切れるということが示せた。
与えられた二つの「複数の素数の積」がそれぞれ等しいならば、一つ目の積の要素から素数pを選び出すことができる。このpは一つ目の積を割り切り、したがってもう一方の積も割り切る。これはpが二つ目の積の要素のうち少なくとも一つを割り切ることを示す。しかし積の要素はそれぞれ全て素数であるので、pは二つ目の積の要素の一つに等しくなければならない。
== 関連事項 ==
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