削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目:
'''亀井 俊介'''(かめい しゅんすけ、[[1932年]][[8月14日]] - )は[[日本]]の[[比較文学]]者、[[アメリカ文学]]者、アメリカ大衆文化研究者、[[東京大学]]教養学部名誉教授、[[岐阜女子大学]]教授を務めた
 
==来歴・人物==
[[岐阜県]][[中津川市]]生まれ。新制[[岐阜県立中津高等学校]]から[[東京大学]][[文学部]]英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。はじめ詩人を目指していたが、米国留学後、1963年東大教養学部助教授、84年教授、93年定年退官、名誉教授、[[東京女子大学]]教授、2003年[[岐阜女子大学]]教授。主著担当『日本[[アメリカ文学]]、[[比較文学]]、旧師の一人おける[[ホイットマン島田謹二]]がいる
 
著書多数あり、アメリカ[[大衆文化]]に詳しく、性革命に関する著作もあり、『[[マリリン・モンロー]]』を出したときは、東大教授が[[岩波新書]]から出したというので話題になった。
 
[[司馬遼太郎]]の愛読者でもあり、[[新潮文庫]]版の『[[ (小説)|峠]]』や『アメリカ素描』の解説を書いている。また[[日本女子大学]]教授だった妻亀井規子(旧姓山名、規子の父は法学者の山名寿三)の死後、遺著「ヴィクトリア朝の小説」([[研究社]])を刊行している。手記『わが妻の「死の美学」』を出した。
 
[[2007年]]にはその研究活動の出発点であった「アメリカ産の日本詩人」ヨネ・ノグチ(日本名[[野口米次郎]]、[[イサム・ノグチ]]の父)の復権を目指し、『ヨネ・ノグチ英文著作集』全6巻を編集、別冊日本語解説を書いた。(東京:Edition Synapseで刊行)
 
==著作==
===単著===
*『近代文学における[[ウォルト・ホイットマン|ホイットマン]]の運命』研究社出版 1970
*『ナショナリズムの文学』研究社出版 1971(のち講談社学術文庫)
*『アメリカの心日本の心』日本経済新聞社 1975(のち講談社学術文庫)
63行目:
*[[小池滋]]・[[川本三郎]]共著『文学を旅する』朝日選書 2002
*[[沓掛良彦]]共著『名詩名訳ものがたり 異郷の調べ』岩波書店 2005
*編『ヨネ・ノグチ([[野口米次郎]])英文著作集:詩集・小説・評論』全6巻+別冊解説 Collected English Works of Yone Noguchi: Poems, Novels and Literary Essays, Edition(東京:Edition Synapseで刊行), 2007
*アメリカ文化史入門 植民地時代から現代まで 編著 昭和堂 2006