「給湯器」の版間の差分

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[[画像:Kyuutouki660728.JPG|thumb|180px|right|ガス小型瞬間湯沸器]]
台所やその付近の室内に設置される小型の給湯器。本体正面にある主に丸い操作部を調節して、本体から直接伸びたシャワー口を含む給湯配管により給湯する方式を「元止め式」、給湯を必要とする場所から離れた場所に本体を設置し、蛇口(混合水栓)を含む給湯配管を施工し、蛇口の開閉時による水圧変化により制御し給湯する方式を「先止め式」という。
 
 
*メリット
**ガス([[都市ガス]]・[[プロパンガス]])と[[上水道]]を接続すればすぐ稼働でき、手軽で必要な時に必要な分だけ湯を得ることができる。
**使用場所直近に設けられる為、湯待ちの必要が無い。
**給湯配管が短い為、お湯が出るまでの時間が早い。この特徴から「瞬間」湯沸器と名づけられている。
 
*デメリット
**排気を室内に撒き散らす構造の為、能力が低いものに限定され、湯量が少ない。
**燃焼機器全般に当てはまることとして、使用時には室内に燃焼排気ガスが直接放出されるため換気を必要とする。湯を作る為の熱量は多く、6畳間用ガスストーブの5台分のガスを消費し、同じだけの排気をする。室内空気消費による酸欠防止や、燃焼に必要とする酸素不足により生じる一酸化炭素発生を事前防止するために適切な換気設備(排気を目的とする換気扇)の使用と室外空気を取り入れる給気口の確保や、不完全燃焼防止装置や立ち消え安全装置が正常に機能する状態で使用することが使用者に求められる。[[1980年代]]の旧式器具では安全装置の故障や使用者の換気不足により不完全燃焼に起因する事故([[一酸化炭素]]中毒)や着火不良による爆発燃焼を起こしやすい。
 
=== ガス貯湯式給湯器 ===
予めタンク内に湯を沸かす方式。現在では主に理髪店等で使用されるが、複雑な制御を必要とせず、それでいて安定した温度の湯を供給できる。
ループ配管が施工可能なので、(沸き上がっていれば)蛇口を開けてから直ぐに湯が出るという特徴がある為、現在でも高級な設備として僅かながら需要がある。
 
*メリット
**構造が単純で故障が少ない。
**湯の温度は流量に無関係で(使用につれゆくっりと降下するのみ)、乱高下しない。
**一時的に多量の湯を消費しても瞬時に多量のガスを消費せず、大型のものでもガス配管・排気設備への負担が少ない。
 
*デメリット
**沸き上がりまで時間が掛かる。
**非常に大型である。
**慎重に機種選定をしないと湯切れの危険がある。
 
 
=== ガス給湯器(瞬間式) ===
設置場所により屋内設置型、浴室内設置型([[バランス釜]]に給湯蛇口(又はシャワーのみ)を備えたもの)、パイプシャフト内設置型、屋外設置型に分類される。これらは給排気方式や能力(号数)より更に分類される。
 
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**湯沸かし時に運転音がする(約47db~52db)。
 
==== 潜熱回収型ガス給湯器 エコジョーズ ====
[[画像:エコジョーズ.JPG|thumb|180px|right|ガス高効率型給湯器『エコジョーズ』]]
従来のガス給湯器の熱効率が80%であったのと比べ、約20%高い95%の熱効率を実現させた新型のガス給湯器。