「辻征夫」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
10行目:
 
==作品==
一般に彼の詩作品は、[[ライト・バース]]などと呼び慣わされていて、軽い、つまりは厚味のない作品であるかのように見なされているが、実際にその作品を注意深く読むならば、重層的時空間が混沌として現前する、特異な体験を呼び起こすものであることが多い。特に「ボートを漕ぐおばさんの肖像・河口眺望」(第四十四回[[芸術選奨]]文部大臣賞・第九回詩歌文学館賞)は重要な詩集であり、『俳諧辻詩集』(第十四回[[現代詩花椿賞]]・第四回[[萩原朔太郎賞]])と『萌えいづる若葉に対峙して』の礎は、この二詩集において明確に準備されていた。<br>
 
詩集に『かぜのひきかた』、『天使・蝶・白い雲などいくつかの瞑想』(第二十五回[[藤村記念歴程賞]])、『ヴェルレーヌの余白に』(第二十一回[[高見順賞]])など。<br>
他に評論『ロビンソン、この詩は何?』、『かんたんな混沌」、小説『絵本摩天楼物語』、『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』『ボートを漕ぐもう一人の婦人の肖像』 がある。<br>
 
 
==著作==