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Chocoyoshi (会話 | 投稿記録)
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'''ベルセルク''' (Berserkr) とは、[[北欧神話]]・[[伝承]]に登場する特殊な[[戦士]]のこと。[[古ノルド語]]で熊 (ber)の毛で作った上着 (serkr) を着た者を意味する[http://runeberg.org/svetym/0166.html]説と同じ古ノルド語で(鎧の類を)何も着ない者を語源とする説がある。[[英語]]では'''バーサーカー''' (berserker) と言い、日本語ではしばしば'''狂戦士'''と訳される。
 
軍神[[オーディン]]の神通力をうけた戦士で、危急の際には自分自身が熊や狼といった野獣になりきって忘我状態となり、鬼神の如く戦うが、その後虚脱状態になるという。この忘我状態のベルセルクは動く物なら例え肉親にも襲い掛かったので、戦闘ではベルセルクと他の兵士は出来るだけ離して配備し、王達もベルセルクを護衛にはしなかったという。[[ウールヴヘジン]]と常に並び称され、また同一の存在であるとも言う。ただ単に勇敢な戦士に対する称号であるとする場合もある。
 
[[13世紀]]の史家[[スノッリ・ストゥルルソン]]は、「美髪王[[ハーラル1世 (ノルウェー王)|ハーラル1世]]の親衛兵の一部はベルセルクであり、武器をもってしてもこれを傷つけられない」と述べている。
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また後の北欧語では、ベルセルクという言葉は、しばしば単なる無法者、乱暴者の意味で使われる。これは、北欧では豪族や農民が武器をとって戦う事が多く、人殺しのみを生業とする職業軍人が、異常者として蔑視されていた為である。
 
11、2世紀以降、北欧が完全にキリスト教化されると当然の事ながら異教の価値観の産物であるベルセルクは異端者や犯罪者とされ消えていった。
 
[[Category:北欧神話|へるせるく]]