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その全盛期当時、GSの定義は特に明確ではなく、曖昧であった。楽器を演奏しながら唄うグループを全てひっくるめて、[[ムード歌謡]]コーラスのグループ<!-- 例)1967年11月10日付け「名古屋タイムズ」の記事『黒澤明とロス・プリモスが来社』で「クラウン・レコード専属のグループサウンズ」と紹介 -->や果ては海外の[[ロックバンド]]<!-- 例)「週刊平凡」1967年7月11日号『10月に東京で!! ザ・タイガースが「イギリスのGサウンズ」ビー・ジーズと夢の共演』 -->に至るまで「グループ・サウンズ」と称した事例もあった。さらには楽器を持たないコーラスグループでさえもGSに分類されたケースもある<!-- 例)[[フォーリーブス]] -->。
 
そこで黒澤は自著において、基本的なGSの「定義」を、[[ビートルズ]]など欧米で流行した音楽に影響を受けた形の「ボーカル・アンド・インストゥルメンタルグループ」としていた。また、GSの「起源」を、[[ジャッキー吉川とブルーコメッツ]](「[[青い瞳]]」)や[[ザ・スパイダース]](「ノー・ノー・ボーイ」)がそれぞれ[[ポップス]]に傾倒したオリジナル作品を[[洋楽]]レーベルから発表した、[[1966年]]初頭の時点と位置付け、さらにその「終期」を、[[フォークソング#日本のフォーク|フォークソング]]や[[ニュー・ロック (音楽)]]などの次のムーブメントに取って代わられ、GSという形態が殆ど見られなくなった[[1970年]]としていた。これより時期的には、1966年から[[1969年]]までにデビューしたグループを紹介していた(厳密には1966年以前にデビューしたグループもいくつか含まれるが、そうしたグループについては、1966年以前に発表したレコードの紹介を基本的には割愛していた)。
 
具体的には、「熱狂! GS図鑑」では『'''ボーカルと演奏が同じ比重でメンバー自身によって行われる音楽'''』<!-- 『(ブルーコメッツの「青い瞳」、スパイダースの「ノー・ノー・ボーイ」は)エレキバンドとしては画期的な歌入りのレコードであり、メンバーによる作曲で、しかも既成の邦楽のレーベルではなく、れっきとした洋楽のレーベルから発売されたものであった。この(レコードが出た19)66年2・3月という時点を日本におけるボーカル&インストゥルメンタルグループ、すなわちグループサウンズ成立の起源とみなしてさしつかえないだろう』 -->、また「日本ロック紀GS編」においては『'''1966年から(19)69年にかけて日本に登場してきた、ロック/ポップをレパートリーとする、電気楽器主体の小編成(概ね4~6人)の演奏歌唱集団'''』と、GSの「定義」を紹介している。