「冪乗則」の版間の差分

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べき乗則関係の科学的な関心は、関数や分布が、ある一般的なクラスの仕組みからたやすく生成されるかどうかにある。それは、データのべき乗則関係を観察することは、しばしば問うている自然現象に潜んだ特定の種類の仕組みを指し示すことになる。そして、関係ないと考えられたほかの現象との深いつながりを示すことがしばしばできる。(たとえば、[[:en:power law#Bibliography |シモン(参考文献)]]や、[[:en:Power law#Universality |普遍性]]を見よ。)
 
物理学においてべき乗則があちこちで観測されるのは、部分的には[[次元解析]]のためである。一方、[[複雑ネットワーク|複雑システム]]において、べき乗則は、しばしば階層性と構造安定性のしるしであると考えられる。べき乗則の数少ない有名な例は、地震の大きさに関する[[マグニチュード|グーテンベルク・リヒター則]]や、収入の分布についての[[パレートの法則]]や、構造的自己相似性の[[フラクタル]]、そして、[[:en:Allometric law|生物学的体系におけるスケーリング法則]]がある。べき乗則の関係の起源についての研究と、現実の世界でべき乗則関係を観察し、正当性を証明しようとする努力は、現代科学の諸分野において極端に活発である。活発な分野には、[[物理学]]、[[計算機科学]]、[[言語学]]、[[地球物理学]]、[[社会学]]、[[経済学]]、[[経済物理学]]などもろもろ存在する。
 
== べき乗則の性質 ==