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[[トランスポンダ]](ATCトランスポンダ)は、[[航空交通管制]][[レーダー]]システムからの質問波を受信し、[[デジタル信号]]によって応答する[[トランシーバー|送受信機]]である。このような二次レーダーシステムを利用することで、一次レーダーよりも遠距離からより正確に航空機の発見・識別が可能となった。二次レーダーサイトとトランスポンダのシステムを総称して航空交通管制(用)レーダービーコンシステム (ATCRBS) と呼ぶ。
 
基本となるモードAのトランスポンダは4桁のコードで応答する(各桁は0から7の8個)。これを4096コード・トランスポンダと呼ぶ (8<sup>4</sup> = 4,096) 。このコードはパイロットが[[航空交通管制]]からの指示か、飛行方式(VFRかどうかなど)と状態(無線装置の故障・ハイジャックなど)に応じて設定する。管制側はこの情報から各航空機を識別することができる。
 
モードCのトランスポンダは、4桁のコードに加えて、航空機の気圧高度を100フィート (30.48 m) 単位の値で[[エンコード]]した符号も返信する。