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'''マーニ'''または'''マニ'''({{lang|is|Máni}})とは、[[北欧神話]]に登場する[[月]]の神。
 
『[[スノッリのエッダ]]』第一部『[[ギュルヴィたぶらかし]]』第11章~第12章で、次のように説明されている<ref>『古代北欧歌謡集』232-233頁。</ref>。
:[[ムンディルファリ]]という男が、自身の2人の子供があまりに美しいことから、娘に[[ソール (北欧神話)|ソール]](太陽)、息子にマーニ(月)という名をつけた。神々はこれに怒り、2人を捕らえて、太陽を牽く馬車の馭者をさせた。ソールは太陽の運行を、マーニは月の運行と満ち欠けを司る。
:馬の名は[[アールヴァクとアルスヴィズ|アールヴァク]](「早起き」の意)、[[アールヴァクとアルスヴィズ|アルスヴィズ]](「快速」の意)といい、体を冷やすための<ruby><rb>鞴</rb><rp>(</rp><rt>ふいご</rt><rp>)</rp></ruby>が取り付けられている。
:月は常に[[ハティ]]という狼に追いかけられているため、急いで運行しなければならない。
:マーニは、ビル([[:en:Hjúki and Bil|Bil]])とヒューキ([[:en:Hjúki and Bil|{{lang|is|Hjúki}}]])が肩に負った天秤棒でセーグ(Sægr<ref>[http://www.cybersamurai.net/Mythology/nordic_gods/LegendsSagas/Edda/ProseEdda/GylfaginningXI-XX.htm#gylf11 CyberSamurai Encyclopedia of Norse Mythology: Prose Edda - Gylfaginning (English) XI. Frá Sól ok Mána]にみられる綴り。</ref>)を担いでいるのを見つけると、この3人の子供を地上から月へと連れ去った。ヴィズフィンル([[:en:Vidfinn|Vidfinn]])という男の子供である彼らが月に付き添う姿は、地上からも見える。
 
『ギュルヴィたぶらかし』第51章において、[[ラグナロク]]の時、月は狼(ハティもしくは[[マーナガルム]])に捕らえられて大損害を受けるといわれている<ref>『古代北欧歌謡集』275頁。</ref>。
 
== 脚注 ==