「アイム・ダウン」の版間の差分

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[[レノン=マッカートニー]]の作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。[[リードボーカル|リード・ヴォーカル]]はポール・マッカートニー。ポールのロックン・ロール心溢れるシャウトはすばらしく、終盤にかけてテンションがどんどん上がっていく様はまさに爽快である。
 
アルバム『[[4人はアイドル]]』のB面に収録の「[[イエスタデイ]]」、「[[夢の人]]」と同日に録音された。7テイク録音し、その最後のテイク正式テイクとして採用された。コーラスは、ジョンと[[ジョージ・ハリスン|ジョージ]]に加え、ポール自身が行っている<ref>4トラック録音のため可能となっている。</ref>。オルガンを弾いているのはジョン。ジョンのオルガンもロックン・ロール心溢れる演奏となっている(よく聞くとライブでやっているのと同じく腕でオルガンをこする音が聞こえる)。
 
「アイム・ダウン」は「[[ロング・トール・サリー]]」のような、ステコンサのラストにふさわしいオリジナル曲として作られた楽曲である。実際、ビートルズのステコンサに於いては[[1965年]]より(特に[[シェイ・スタジアム]][[コンサート|公演]]以降)、「ロング・トール・サリー」に代わって最後に演奏されたしている。[[1966年]]に[[日本武道館]]で行われた来日コンサートのラスト・ナンバーもこの曲である。但し、この曲を演奏し始めた頃はライヴの前半で歌っていたこともあった<ref>1965年[[8月1日]]の[[ブラックプール]]公演では、オープニング曲である[[アイ・フィール・ファイン]]の次に歌っている映像が存在している。また、[[8月14日|同月14日]]に収録された『[[エド・サリヴァン・ショー]]』でも2番目に歌っている。ただしビートルズ最後のツアーとなった1966年のアメリカン・ツアーでのラストは「ロング・トール・サリー」われた。</ref>。
 
なお『エド・サリヴァン・ショー』では、2番の歌詞から歌い始めたこともあり、またビートルズ最後のワールド・ツアーのミュンヘン公演のときには、ポールが冒頭の歌詞 "You tell lies thinking I can't see / You can't cry cause you laughing at me I'm down" を忘れてしまったため、[[ジョン・レノン|ジョン]]があわててその部分の歌詞を教え、演奏はスタートしたものの、このときもポールは2番の歌詞から歌い始めてしまったしまったために混乱し、収拾がつかなくなったこともあった<ref>出典:『ジョージ・ハリスン全仕事』[[ザ・ビートルズ・クラブ]]編集、2002年、プロデュースセンター出版局。</ref>。ジョンがライヴで歌詞を忘れるのは、デビュー以前からよくあることだったが、ポールがそういったミスをすることは殆ど無かった。また、1966年の全ツアーにおいてI'm down用として[[オルガン]]をステージにセッティングしていたが、ジョンはオルガンを使用せず、[[ギター]]を演奏。当時ビートルズのライヴへの取り組みが真剣でなかったことが窺える。
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== ステレオ・ヴァージョン ==
「アイム・ダウン」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはビートルズの活動中にはリリースされなかった。解散後、1976年6月にリリースされたアルバム『[[ロックン・ロール・ミュージック (アルバム)|ロックン・ロール・ミュージック]]』に収録された。[[コンパクトディスク|CD]]では1988年3月にリリースされたアルバム『[[パスト・マスターズ Vol.1]]』に収録された
 
== 脚注 ==