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== 歴史 ==
[[古代]]の戦場の主役は[[重装歩兵]]であった。騎兵も重要な存在ではあったが、偵察や陽動作戦といった機動力(移動の速さ)を生かした戦術に用いられることが多かった。これは、当時の[[ウマ]]は体格が小さく、[[馬具]]も未発達であり、重い鎧をまとって騎乗することが難しかったためである。ただし、ローマの時代、騎兵の鞍の安定性は優れていた為、そこそこの戦力としては運用できたようである。[[マケドニア王国]]の[[ヘタイロイ]]など突撃力を生かした運用をされた騎兵も存在し、アレクサンドロスによって活用され。その後カルタゴのハンニバル、ローマのスキピオ、カエサルなど、その機動力を活かして翼から包囲する戦法を踏襲し、勝敗の決定打とした。その鎧は胸甲のみであったりするなど後世の重騎兵に比べればはるかに軽装であった。
 
[[中世]]にさしかかる時期になると、ウマの品種改良が進み大型化したこと、また[[鐙]]が発明されたことによって、重装備を纏いながらの騎乗が可能になり、馬上での戦いもやりやすくなった。これによって、機動力よりも突撃力を重視した重騎兵が一般的になった。