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2004年[[デイビッド・グロス]] 、[[H. デビッド・ポリツァー]] とともに「強い相互作用の理論における漸近的自由性の発見」の功績により[[ノーベル物理学賞]]を受賞した。
 
1973年にプリンストン大学で, デイビッド・グロスとともに[[漸近的自由性]]を発見した。[[素粒子物理学]]における漸近的自由性とは、[[素粒子]]間の「[[強い相互作用]]」は、近距離ないし高エネルギー下では相互作用が弱くなるという性質で、[[陽子]]や[[中性子]]の構成要素とされる[[クォーク]]が単独で観測できないことなどを説明する[[量子色力学]]の理論である。H・デイヴィッド・ポリツァーの論文とウィルチェックらの論文が[[フィジカル・レビュー・レター|Physical Review Letters]]の同じ号に掲載され、公式には、3人が同時に漸近自由性を発見したことになった。