「珍渦虫」の版間の差分

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<tr><td>界:</td><td>[[動物]]界 Animalia
<tr><td> :</td><td>左右相称動物 [[:w:Bilateralia|Bilateralia]]
<tr><td> :</td><td>[[口動物]] [[:w:Deuterostomia|Deuterostomia]]
<tr><td>門:</td><td>珍渦虫動物門 Xenoturbellida
<tr><td>科:</td><td>珍渦虫科 Xenoturbellidae
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[[1949年]]に発見されたが、その分類は長らく謎だった。一時は[[二枚貝]]に近い[[軟体動物]]であろうとされたが(Noren & Jondelius, 1997) 、あまりにも体の構造が異なることから、この論は驚きをもって受け止められた。しかし実際には、これはサンプルにこの動物が食べた[[軟体動物]]の[[幼生]]が混入していたためらしい([[デオキシリボ核酸|DNA]]サンプルにもこれが混入して誤認された)。
 
[[2003年]]にDNAによる系統研究が行われ、[[口動物]]に属する独立のグループとされた(Bourlat et al., 2003)。さらにその後の詳細な研究の結果、独立の門「'''珍渦虫動物門'''」Xenoturbellida とされている([[棘皮動物]]などに近い:Bourlat et al., 2006)。
 
長さは4 cm以下でやや細長く、扁平で左右対称。体制は非常に単純で、[[中枢神経系]]や、[[生殖腺]]その他の独立した[[器官]]はない。下向きの[[口]]とそれに続く"[[腸]]"([[肛門]]はない)だけがある。生殖法も不明。表面に[[繊毛]]があり散在[[神経系]]はある。