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'''無線綴じ'''(むせんとじ)とは、製本の方式の1つ。丁合の完了した折丁の背を、[[糊]]がしっかり付くように1~3mmほど削るか、浅く切り込みを入れ(ミーリング作業)、そこに糊を塗布して[[表紙]]を貼り付ける。広義の「[[平綴じ]]」に含むことがある。
 
糊は強度や作業性の観点からホットメルト接着剤が主に使用される。
 
'''無線'''の名は製本の際に'''線'''(糸や針金)を使用しない事によるもの。
 
背を一度切り落として接着面を作る[[切断無線綴じ]]と、切り込みを入れて糊を浸透させる[[網代綴じ]]に大別される。
 
[[中綴じ]]ほどではないが、比較的安価な方式であり、ページのずれが無いため中綴じよりも多ページの冊子に向く。
 
背の端のみを固定するため、本を喉の部分まで一杯に開く事が出来るが、上記のミーリング作業で背を削ってしまう事や、また糊の柔軟性の点から見ても180度開く事は出来ないため、見開きの絵や写真を入れる場合はその分間を空けておく必要がある。
 
少年・少女漫画誌、文庫本、コミックなど、安価かつページ数の多い冊子に多用されている。
 
ただし固定しているのが糊だけであるため、かつては強度的なや耐久性の問題があったが辞典など改良によって型のきな冊子には不向きであも使用されようになった
 
== 関連項目 ==