「化学当量」の版間の差分

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今日においては、元素間の当量関係が取り上げられる古典的な化学論を学習する機会くらいなので、グラム当量を使用することは稀である。言い換えると、今日では物質の量的関係を示す場合は、[[物質量]](いわゆる「モル数」)を使用することが通例であり、重量を使う場面は極めて少ない。
 
酸・塩基については、(分子量または式量)/価数、すなわち1molの水素イオンを授受する酸・塩基のグラム数を1グラム当量とし、酸化剤・還元剤については、(分子量または式量)/授受する電子の数、すなわち1molの電子を授受する酸化剤・還元剤のグラム数を1グラム当量とする。
 
例えば、2価の酸である硫酸の分子量を98とすると、硫酸の1グラム当量は49gである。98gの硫酸は2グラム当量となる。初歩の学習者には質量を表す「グラム当量」と、酸・塩基が授受する水素イオンの物質量、酸化剤・還元剤が授受する電子の物質量に相当する「グラム当量数」との混同が見受けられるので注意されたい。
 
== モル当量 ==