「航空機搭載爆弾」の版間の差分

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'''投下爆弾'''(とうかばくだん)は、[[航空機]]から、地上または海上の目標に向かって投下される爆弾である。
 
==概要==
{{出典の明記S}}
その形状は、ナス型、魚雷型および砲弾型がある。
 
魚雷型は空気抵抗が少ないが、製造が容易でなく、大型のものは砲弾型が多い。
 
砲弾型は頭部が尖り、中部は円柱形、尾部は細り、尾部にふつう4枚の翼が付けられる。
 
いずれの型であってもかならず尾翼はつけられ、落下中、弾道の安定が図られる。
 
一部は尾翼はねじられ、空気抵抗によって爆弾を長軸を軸に回転させ、ふつうの砲弾と同様に安定をよくするものもある。
目的で、破片爆弾、地雷爆弾、破甲爆弾および特殊爆弾にわけられることもある。
 
特殊爆弾にはガス爆弾、発煙爆弾および照明爆弾がある。
 
破片爆弾は爆発時の破片によって人馬を殺傷するもので、弾肉は厚く、爆薬量は全弾の30%以下、30kg以下の小爆弾型である。
 
[[地雷]]爆弾は爆発ガスの威力によって築造物を破壊するもので、爆薬量は60%にもなり、小型は少なく、50kg以上で、大型もある。
 
大型が地上に落下すると、直径20m、深さ7mのろうと状の凹孔ができ、1200立方mの土を掘り返す。
 
破甲爆弾は[[軍艦]][[要塞]][[コンクリート|ベトン]]などを目標とするもので、頭部は堅固である。
 
特殊爆弾のガス爆弾、焼夷爆弾は砲弾のガス弾、焼夷弾と同じである。
 
爆弾の搭載は、垂直に吊るす方法と水平に吊るす方法とがある。
 
大型は水平に、小型はまれに垂直に吊るす。
 
落下は止めを外すだけであるが、飛行速度があるから、水平方向に連れ去られることになり、つまり弾道はほぼ抛物線をなす。
 
地雷爆弾は軍艦攻撃に有効であるとされ、甲板上に命中しないまでも付近に落下すれば水中爆発的に大破する力があるとされた。