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[[File:Tianjin Shuai jiao.jpg|thumb|200px|伝統的な屋外での試合風景。津门摔跤]]
[[File:Shuaijiao taizhou jiangsu 2007 11 24 IMG 2741.JPG|thumb|200px|近代化された試合風景。レスリングシューズを履いている。泰州 中国式摔跤]]
シュアイ ジャオ('''摔角'''、shuāijiǎo)とは、[[中国]]の格闘技で、[[漢書]]には[[手縛]]と表現されていた、後の時代によって角抵・角抵戯・角觝・角力・相撲・摔角と表現が変わる。
*歴史・技・作法などの詳細は不詳であるが、古代より互いに組み合ってから、相手に[[投技]]をかけあう[[格闘技]]。
*中国には、[[960年]]に書かれた『'''角力記'''』(著者 [[調露子]])という書物がある。
 
'''シュアイ ジャオ'''(摔跤、摔角、shuāijiǎo)とは、[[中国]]の伝統[[武術]]・[[格闘技]]。またそれを基にした[[スポーツ]]。互いに組み合い、[[投技]]で勝敗を競う。ただし現在の[[中華人民共和国]]で単に'''摔跤'''というと[[レスリング]]のことを表し、伝統的格闘技は'''中国式摔跤'''として区別される。本項ではこの伝統的格闘技についてシュアイ ジャオとして記述する。
==相撲と摔角との違い==
 
== 概説 ==
*日本の[[相撲]]は[[江戸時代]]に[[土俵]]ができたが、中国には古来より[[土俵]]は存在しない。
シュアイ ジャオは中国でも最も長い歴史を持つ格闘技であり、[[漢書]]([[1世紀]])には[[手縛]]と記述されている。後の時代によって角抵・角抵戯・角觝・角力・相撲・摔角と表現が変わる。[[960年]]に[[調露子]]によって著された『'''角力記'''』がシュア イジャオに関して体系的に記された最初の書物とされている。その後中国の王朝交代にともない、[[モンゴル]]族や[[満州]]族の格闘技を吸収し、影響を受けてきた。
*表記する時に、古来より中国歴代の歴史書には、角の字に手偏は用いていない。
 
*相撲と違い、衣服着用した状態で行う。
近代に入って、[[1953年]]第1回の中華人民共和国少数民族運動会において正式種目となる。[[1956年]]と[[1957年]]、中国スポーツ委員会は試合[[ルール]]の制定と、競技者の体重による[[体重別階級|階級制]]を導入し、近代スポーツとしてスタートした。現在では農民運動会の正式種目にもなっている。
*組み合って投げ合う競技という面もあるが、突き蹴りなどでかかってくる相手を投げる技が豊富にあるなど、相撲よりむしろ[[柔術]]などに近い武術としての面がある。この突き蹴りに対応する技術の部分が[[散打]]競技に大きな影響を与えた。
 
*摔角の特徴として、特にマット等を使わず地面や石畳の上でおこなう。
現在のルールでは競技者は体重により10階級に分けられており、1ラウンド3分の試合を1分のインターバルをはさんで3ラウンド行う。試合は8m四方のマットで行われる。
*道具を使ったトレーニングが豊富にある。
 
==相撲と摔角シュアイ ジャオとの違い関係==
日本の[[相撲]]とはその表記も含めて関連が指摘されている。しかしながら長い歴史の中で異なる点も当然多い。日本の相撲は[[江戸時代]]に独自の発展を遂げ、取組みを行うための[[土俵]]ができたが、シュアイ ジャオには[[ブフ|モンゴル相撲]]のように屋外の地面や石畳で試合をしており、土俵に相当する物は近代まで作られなかった。また相撲が[[まわし]]一つの裸体格闘技であるのに対し着衣格闘技である。組技が前提であるものの、突き蹴りなどでかかってくる相手を投げる技が豊富にあるなど、むしろ[[柔術]]などに近い[[武術]]としての面がある。また、[[ズルハネ]]や[[クシュティ]]のように身近な道具を使ったトレーニングが豊富にある点も特徴的である。
 
==関連項目==
*[[散打]]
*[[擒拿]]
*[[世界の相撲一覧]]
 
==リンク先==
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*[http://www.nicovideo.jp/watch/sm1146694 シュアイジャオ(ニコニコ動画)]
 
[[category{{DEFAULTSORT:中国武術門派|しゆあいしやお]]}}
[[category:格闘技|しゆあいしやお中国武術門派]]
[[Category:中国のスポーツ]]
[[category:武術]]
[[category:格闘技]]
 
[[en:Shuai jiao]]