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'''ソピアー'''または'''ソフィアー'''([[ギリシア語]]:'''{{lang|el|Σοφια}}''',[[英語]]:'''Sophia''')は、[[グノーシス主義]]や[[ユダヤ教]]などにおける[[アイオーン]]の名で、この世の起源に関して重要な役割を持つ。[[人間]]の[[救済]]における[[元型]]象徴とも見なせる。ソピアーはまた古代ヘレニズム世界で、[[智慧]]を象徴する[[女神]]とも考えられた。智慧の[[象徴]]としての側面は、後に[[キリスト教]]の[[聖母マリア]]に取り込まれた。{{要出典}} 絵画などでは、体を大地に対して弓なりにし、牛の頭をした女性で描かれることが多い。
 
== 概説 ==
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元々ギリシア語では、[[知恵]]という意味の[[名詞]]であり、[[ギリシア神話]]では神格化されていなかったが、[[ヘレニズム時代]]以降、グノーシス主義とも関連して神格化が進む。しかし、独自の[[女神]]としての[[崇拝]]は希薄である。
 
智慧・叡智の重視、あるいは崇拝は、[[古代ギリシア]]の[[哲学]]から存在しており、智慧(sophia)は女性名詞であるため、[[擬人化]]して把握される傾向があった。[[キリスト教]]における[[聖母マリア]]は、「神の母(テオトコス)」の称号を備えていたが、ソピアーの智慧の女神としての側面を吸収して、古代のソピアーに取って代わった。{{要出典}} 
 
== 関連項目 ==