「天文時計」の版間の差分

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時計分野においてhandは普通「針」と訳す。従って、dragon's handは「竜の手」でなく「竜針」と訳すのが妥当と考える。ドイツ南部、チュービンゲン市庁舎の天文時計、同エスリンゲンの
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上に示したブレシアの時計では、盤の中央に描かれた三角形、四角形、星印が(おそらくは)月の星相(第3、第4、第6相)を表している。
 
=== 竜の手 ===
[[白道]](月の公転軌道)は黄道面(地球の公転面)上にはなく、2点で交わる。月は1か月に2回黄道面を横切る。1回黄道面から昇ってきたあと、それからおよそ15日経つと面の下に沈む。それらが起こる2つの位置は、それぞれ[[月の交点|月の昇交点、降交点]]である。太陽や月の[[食 (天文)|食]]は月がこれら交点の近傍に位置する時にのみ起こる。天文時計には文字盤上を横切る長い針で月の交点の位置を追跡するための文字盤上を横切る長い針をもつものがある。この針は「竜の手」と呼ばれ、19年で1周する。竜の手が[[新月]]と重なると月が地球や太陽と同じ面にあることを示し、これによりその日のある時間帯には地球上のどこかで食が観測できることを意味している。
 
== 参考文献 ==