「2004年アメリカグランプリ」の版間の差分

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フォーメーションラップ開始直前、5番グリッドについていた[[ファン・パブロ・モントーヤ]]の[[ウィリアムズ・FW26|FW26]]にトラブルが発生。スペアカーに変更したため、ピットレーンからのスタートとなった。
 
スタート直後、3番手スタートの[[佐藤琢磨]]の進路を阻むように[[ミハエル・シューマッハ]]が激しく牽制。1コーナー手前で予選9番手の[[フェルナンド・アロンソ]]がアウトから琢磨をかわし、3番手に浮上。後方は大混乱。1周目の1コーナーで5台が絡むクラッシュが発生。[[クリスチアーノ・ダ・マッタ]]はその場から動くことができたが、[[クリスチャン・クリエン]][[ジョルジョ・パンターノ]][[フェリペ・マッサ]][[ジャンマリア・ブルーニ]]の4名は戦線離脱を余儀なくされた。早速事故車の処理のためにセーフティーカーが導入された。
 
6周目にセーフティーカーが退去したが、その周にミハエルはバリチェロをホームストレート上でかわし、トップに立つ。
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そのままレースも進むと思われていたが、8周目に1コーナーでアロンソがタイヤパンクによりウォールにクラッシュ。さらに9周目にはバンクのついた最終コーナーで[[ラルフ・シューマッハ]]が大クラッシュ。ここで再びセーフティーカー導入。ラルフ自身はコクピットから自力に脱出できず、救護隊によって病院へ搬送された。
 
[[画像ファイル:Sato_usgp_2004.jpg|thumb|240px|thumb|2004年の[[アメリカグランプリ|アメリカGP]]で初めての表彰台に立った[[佐藤琢磨]]]]
このセーフティカー導入のタイミングを突いて、ピットインする車が続出。しかし、スペアカー選択のモントーヤと[[B・A・R]]勢はピットインしなかった。本線がラルフのマシン撤去の影響で低速で通過しなければならなかったため、ピットインしたはずのミハエルがトップを維持したまま隊列に復帰した。[[ジェンソン・バトン]]は24周目に、琢磨は25周目にピットイン。しかし、27周目にバトンが再びピットイン。ギヤボックストラブルが発生しリタイヤしてしまう。この時点で琢磨は10番手を走行していた。しかし、ここからオーバーテイクの連発。[[デビッド・クルサード]]、[[ジャンカルロ・フィジケラ]]、[[オリビエ・パニス]]をかわし、2回目のピットストップを終えて5位。さらにモントーヤの失格で4位に浮上。このとき、トップ争いも白熱していた。ミハエルより後にピットインをし、フレッシュタイヤを履くバリチェロがトップのミハエルの隙をうかがう。しかし、追い抜くまでには至らず、ミハエル、バリチェロのフェラーリ1-2でレースは進行する。
 
ペースアップをした琢磨は3位の[[ヤルノ・トゥルーリ]]を猛追。60周目に1コーナーで[[マーク・ウェバー]]がエンジンブローでリタイヤ。周囲にオイルが撒き散らされた。この状態の中、トゥルーリと琢磨がサイドバイサイドで1コーナーに進入。両車ともコースオフしたが、琢磨が3位をもぎ取った。そしてこのままチェッカーを受け、1990年日本GPの[[鈴木亜久里]]以来、14年ぶりの日本人表彰台を獲得した。そして、8位には[[ミナルディ]]の[[ゾルト・バウムガルトナー]]が自身初ポイントを獲得。ミナルディにとっても[[2002年のF1世界選手権|2002年]]開幕戦以来のポイントとなった。完走は9台のサバイバルレースだった。