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海洋での至適温度ほか
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== 生態 ==
河川の上流域まで遡上し、流れの早い浅瀬が選び産卵する。産卵は10月から翌年2月くらい。産卵行動は[[サケ|シロザケ]]と基本的に似ていて、産卵床は湧水のある砂利層を好み形成する。孵化・浮上した稚魚は1年~2年間の淡水生活の後、降海し海洋生活を送るが、浮上後すぐ降海する個体もいる。サクラマスのように川に残留する個体は殆どいない。
河川での餌は水棲昆虫が中心で河口付近に住み群れを作らず流れの緩い深みで縄張りを作って生活する。春になり体長10~15cmくらいでスモルト化した個体は、降海する、降海はアメリカでは4~5月、千島列島北部では7~8月。3年から4年(海洋生活1年から2年)で成熟し50cmから65cmに成長し母川回帰する。海洋では雑食性で魚食性が強いと云われるため、日本では回帰個体の漁獲を目的とする放流は、[[1974年]]と翌年の[[標津川]]、1978年の[[伊奈仁川]]など<ref>[http://salmon.fra.affrc.go.jp/kankobutu/srhsh/data/srhsh273.pdf 標津川に放流した北米産ギンザケについて]</ref>が有るが夏期の温度上昇のため定着はしなかった。また、現在では放流行われていない。極稀に、迷いサケとなった遡上個体が北海道の河川で捕獲されることもある<ref>{{PDFlink|[http://salmon.fra.affrc.go.jp/kankobutu/bulletin/BNSRC01-05.pdf 千歳川に遡上したギンザケ]}}</ref>。海洋では、主にイカを補食していてシロザケ、ベニザケよりやや南の海域に分布し、至適水温は、9℃程度である。また、表面水温16℃以上の海域では捕獲されたことがない<ref> {{PDFlink|[http://fsf.fra.affrc.go.jp/bulletin/documents/kenpou6-95.pdf 北西太平洋における産卵回遊初期のギンザケの分布域と回遊方向]}}</ref>。
 
== 利用法 ==
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* [http://ci.nii.ac.jp/naid/110000224201/ ギンザケのへい死と水温との関係] 近畿大学水産研究所報告 Bulletin of the Fisheries Laboratory of Kinki University 3 pp.73-77 19890331
* {{PDFlink|[http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/shuppan/kenpou/49/49-53-77.pdf 日本産サケ属(Oncorhynchus)魚類の形態と分布]}} 福井市自然史博物館
* {{PDFlink|[http://fsf.fra.affrc.go.jp/bulletin/documents/kenpou6-101.pdf 水温,餌生物から見たギンザケの南北方向の分布特徴]}}
 
[[Category:タイヘイヨウサケ属|きんさけ]]