「松葉蘭」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
数也 (会話 | 投稿記録)
→‎歴史: 引用を分かりやすく、誤字と思われる所を修正
Ks (会話 | 投稿記録)
7行目:
これについてのまとまった文献としては天保7年の「松葉蘭譜」(長生舎主人)があり、120もの品種が挙げられている。このころには他にも松葉蘭に関する専門書が出ている。それらによると、このような栽培はその当時から60-70年逆上るとあり、おそらく明和年間より古典園芸植物としての扱いが始まったものと思われる。かなりのブームもあったように語られている。たとえば、天保二年の話として、高級品種を手にいれるのに家と土地とで交換したと言う話が伝わっている。
<blockquote>
当時の人気品種の鉢を買い求めて喜んでいた金持ちの家に出入りしていた農民が「それなら家にある」と言うので持って来させると、確かにそれが籠一杯に育っていて、聞くと祖父がどこかから貰ってきたのを庭先に植えていたらこうなったと言う。主人は土地付きの家とそれの交換を申し出、農夫は承諾したと言う。主人はその大株を元に巨万の富を得たとも伝えられている。<cite>--『古不明園芸植物 種類と作り方』より</cite>
</blockquote>