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しまでん (会話 | 投稿記録)
教育音楽における音名
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日本では、クラシック音楽ではドイツ語、ポピュラー音楽では英語、教育やフォーマルな文書では日本語が多い。イタリア音名は[[階名]]に用いられるため音名としては避けられるが、実際にはわかりやすいため、 Sol を So としたものが初心者向けでは多く用いられる。フランス音名は日本ではほとんど用いられない。
 
<table border="1" cellpadding = "5" cellspacing = "1">
<tr>
<th colspan = 8><br></th><td>♯</td><td>[[画像:Doublesharp001.png]]</td><td>♭</td><td>♭♭</td>
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音名ではないが、電子楽器の事実上の標準である [[MIDI]] では、中央ハを 60 として低い音から半音ごとに 0 から 127 までの 128 個の数字で音の高さを表し、これをノートナンバーと呼んでいる。128 というと少なく感じるかも知れないが、一般的な[[ピアノ]]の鍵盤が 88 であることを考えると十分である。ちなみに、88 鍵のピアノの最低音 A0 は 21 、最高音 C8 は 108 になる。
 
== 教育音楽における音名 ==
 
[[教育音楽]]において[[1970年]]ごろ、[[西塚智光]](1939-)は、1 つの音には 1 つの音名があるべきとして、イタリア式音名を元に次のような音名を提唱した。これにより、[[異名同音]]がなくなる。[[小学生]]が[[メロディ]]をドレミで歌うときや、[[リコーダー]]等の[[楽器]]で演奏するときに、別の音なのに同じ音名を用いて歌い間違えたり指使いを間違えたりするのを避ける効果がある。西塚式の音名は、階名としても用いられる。
 
<table border="1">
<caption>ドイツ式音名と西塚式の音名との対応</caption>
<tr>
<th>音名(ドイツ式)</th><th>西塚式の音名</th>
</tr>
<tr>
<td>C</td><td>ド</td>
</tr>
<tr>
<td>Cis/Des</td><td>デ</td>
</tr>
<tr>
<td>D</td><td>レ</td>
</tr>
<tr>
<td>Dis/Es</td><td>リ</td>
</tr>
<tr>
<td>E</td><td>ミ</td>
</tr>
<tr>
<td>F</td><td>ファ</td>
</tr>
<tr>
<td>Fis/Ges</td><td>フィ</td>
</tr>
<tr>
<td>G</td><td>ソ</td>
</tr>
<tr>
<td>Gis/As</td><td>サ</td>
</tr>
<tr>
<td>A</td><td>ラ</td>
</tr>
<tr>
<td>Ais/B</td><td>チ</td>
</tr>
<tr>
<td>H</td><td>シ</td>
</tr>
<tr><td colspan="2">備考:Cisis はレ、Feses はリとなる。</td></tr>
</table>
 
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