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'''アウロス''' (英語:aulos) は[[古代ギリシア]]の二本管、主に[[ダブルリード]]の[[木管楽器]]である。
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== ギリシア神話でのアウロス ==
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神話では、[[サテュロス]]のひとり[[マルシュアス]]('papa selenus')がこの楽器を発明したとされている。または、[[アテナ]]が作ったものの、演奏時に頬が膨れ[[美貌]]が台無しになるとして投げ捨てたものを拾った。いずれにせよ、それを用いてマルシュアスは[[アポロン]]と音楽合戦を行い、その勝者は敗者に「思うがままになにをしても構わない」というものだった。マルシュアスは典型的なサテュロスの性として、「なにをしても」というのは性的な事柄に違いないと思った。リラを弾くアポロンはアウロスを吹くマルシュアスをくだしたが、サテュロスが[[不老不死]]の[[神]]ではないのと対照的に、[[デルポイ]]の純正な神であるアポロンの心は異なった働き方をした。彼は自らの勝利を祝い、敵を木に縛り付けて生きたままその皮を剥ぎ取ったのだ。また、マルシュアスの方が巧かったと判定した[[ミダス]]王の耳を[[ロバ]]の耳に変えてしまった(→[[パン (ギリシア神話)]])。マルシュアスの血と[[ムーサ]]の涙とが[[アナトリア半島|小アジア]]のマルシュアス河を作った。
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