「蔵王観光ホテル火災」の版間の差分

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==概要==
[[蔵王温泉]]の温泉街にあった蔵王観光ホテルは、[[1920年代]]に建築された[[ホテル]]であり施設の陳腐化が進んでいた。さらに増築を重ね、複雑な館内構造となっていた。「[[適マーク]]」の交付こそ受けていたものの、自動[[火災報知]]がしばしば誤作動を起こしたことから、従業員がシステムを稼働させていなかった。
 
当日、[[スキー]]客など86人が宿泊していた。午前3時50分頃、本館(旧館)2階萩の間[[便所|トイレ]]暖房用[[電気ストーブ]]から出火、折からの強風(吹雪)により一気に火の手が回った。従業員らの一時的な消火活動も行われたが、宿泊客の誘導や避難を促す放送などは行われなかった。被害者の多くは、複雑な館内の構造から逃げ場を失い倒れていた。