「ピュリス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
West (会話 | 投稿記録)
en:Phyllisから翻訳
m ギリシア語表記ほか
1行目:
{{Otheruses|ギリシア神話のフィリス|小惑星|フィリス (小惑星)|ソード・ワールドRPGリプレイ第3部の登場人物|ソード・ワールドRPGリプレイ第3部}}
'''フィピュリス'''(または'''フリス'''、'''ュリス'''。Phyllis)Phyllis, [[ギリシア語|希]]:Φυλλίς)は、[[ギリシア神話]]の登場人物。[[トラキア]]地方の[[エドニア]]の王[[リュクルゴス]]の娘である。彼女は[[テーセウス]]の息子で[[アテナイ]]の王[[デフォーン]]が[[トロイア戦争]]からの帰途に難破してトラキアに辿り着いたことから、彼の妻となった。
 
フォーンには[[ギリシア]]のために為すべきことがあり、父の助けによって帰郷した。残されるフィピュリスは彼に[[レアー]]の秘儀<!--the sacrament of Rhea-->が施された箱を渡し、自分のところへ戻るのをあきらめた時だけ開けるようにと言って送り出した。物語はここで枝別れしている。一つのヴァージョンでは、フィピュリスは木に首を吊って自殺する。彼女の墓からは[[アーモンド]]の木が育ち、デフォーンが戻ってきた時にその花が咲く。別のヴァージョンでは、デフォーンは箱を開け、誤って彼自身の剣の上に倒れてしまう。
 
彼女の物語は[[オウィディウス]]の『名婦の書簡』および[[カリマコス]]の著作に登場する。
 
トラキアの[[アンフィポリス]]にある「九つの道」は、フィピュリスがデフォーンの帰りを待って海岸まで9回戻ったとされていることに由来する。
 
[[Category:ギリシア神話の人物|ふいりす]]